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NEW 2022.09.03

【100%果汁ジュースだけの特権!】フルーツジュースのパッケージに隠された事実

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 今年の夏は本当に猛暑が続いています。日本のみならず、欧州や中国などでも歴史的な暑さを記録しています。そのような酷暑の中、やはり冷たいドリンクを飲みたくなるものです。コンビニに行くと、ミネラルウォーター、清涼飲料水、コーラ、お茶、コーヒーなど様々なドリンクが並んでいます。毎年夏の到来に合わせて、新商品も多数発売されます。おそらく、これほどドリンクの種類が充実しているのは、世界を見ても、日本くらいではないかと思えてくるくらいです。そして、数多あるドリンクの中でも王道と言えるのは、何と言ってもフルーツジュースではないでしょうか。昔はオレンジやりんごなど単一のフルーツを使用したジュースが主流でしたが、今や複数のフルーツや野菜をミックスして、1本で手軽に十分な栄養を摂取できるものも定番になって久しいです。実は、こういったジュースのパッケージで、よく目にするフルーツの断面デザインは、100%果汁のジュースにしか使えないことをご存知でしょうか?ちょっと驚きですが、日本にはそのようなルールが存在しています。今回の記事では、ジュースのパッケージにスポットを当てて、海外の事例も交えながら、紐解いてみたいと思います。

100%果汁にだけ許される断面デザイン

 何気なく飲んでいるフルーツジュースですが、100%果汁のものと果汁入り飲料(果汁100%未満)に分けることができます。どちらかと言うと、100%果汁は少し値段が高いと思いますが、健康志向が高まる昨今では、依然として根強い人気があります。さて、日本には、『果実飲料等の表示に関する公正競争規約及び施行規則』というルールがあり、この中で以下のように規定されています。

第4条(1)絵表示の基準

・果汁入り飲料及びその他の飲料にあっては、果実から果汁のしずくが落ちている等の表示および果実のスライス等の表示は不当表示に該当する。

・果汁の使用割合が5%未満のもの及び果汁を含まないものにあっては、果実の絵を表示することは不当表示に該当する。但し、図案化した絵は差し支えないものとする。

  つまり、100%果汁のジュースにしかフルーツの断面や果汁が滴り落ちるデザインは使用できないということです。果汁5%未満や不使用タイプ(フルーツの香料でフルーツジュースっぽく仕立てているもの)のジュースに至っては、果実の絵さえも使用が禁止されています。日常生活では、全く気にも留めないような規則が存在していることには驚きです。この背景には消費者に誤解を与えないという配慮があると思われます。フルーツの断面や果汁のしずくには、みずみずしさや果実のもぎたて感があり、100%果汁を連想させます。フルーツをスライスしたデザインのジュースを買ってみたものの、実際には果汁が全く配合されていないでは、消費者としては裏切られた思いがするでしょう。確かに店頭に行ってみると、フルーツの断面デザインを使っているのは、100%果汁のものばかりです。100%未満のもので、果汁のしずくかと思われるジュースもありますが、よく見てみると、フルーツに付着する水滴のデザインです。規制に抵触しないよう、メーカーの創意工夫が窺い知れます。フルーツの断面デザインを見ただけで、100%果汁のジュースと判別できるのは、購入者としては大変有り難いことです。細かいように思われますが、このような日本の消費者保護に立ったルールには感謝したいところです。

他にもあるジュースパッケージの規制

 先の規約によると、デザインの他にも文字表示に関するルールも規定されて

います。例えば、客観的根拠に基づかない天然・自然・生・新鮮・フレッシュ

 等の表示は不当表示とされています。これは感覚的にも理解できると思います。また、栄養飲料・健康飲料・美容飲料等の表示も不当表示に該当します。但し、果汁の使用割合が50%以上であったり、ビタミンを強化したものについては、説明文中で栄養・健康・美容等の文字の使用が可能です。この他にも医薬品のような効能を示す表示や特選・精選・高級・デラックス・スペシャル等の表示もNGとされており、誇大広告を防ぐ取り決めが徹底しています。ドリンクは人間の人体に関わるものですから、こういった規制は私達に安心感を与えてくれます。今はネット社会で、実物を手にする前に購入する機会も多くなっていると思います。不正品やまがい物を駆逐する意味でも、パッケージ表示を巡る規制は欠かせません。

デザインは直球勝負で・海外のジュースパッケージ

 以前お菓子パッケージのブログでも書きましたが、フルーツジュースのパッケージにおいても、海外産のものは文字が少なく、デザインもシンプルで、直球勝負しているという感があります。使用しているフルーツを一面に持ってきて、喉の渇きに訴求するようなデザイン構成です。日本でもお馴染みのアメリカ輸入ブランド(サンキスト、トロピカーナ、ミニッツメイドなど)を見てみると、よく分かると思います。また、主だった諸外国には、日本の絵表示規制ほどの厳格なルールは無さそうですが、そもそもフルーツジュースと言えば、100%果汁が相対的に多いと言えそうです。これは欧米等は自国産のフルーツがたくさん獲れるということも反映しているでしょう。逆に言えば、日本はフルーツを輸入に頼っている側面が強いということです。したがって、100%果汁のジュースを作るとなると、どうしてもコスト高となってしまうため、100%未満の果汁飲料の種類が増えてしまうという訳です。また、天然果汁を補う手段として食用香料が挙げられますが、日本は世界的にも食用香料のレベルが非常に高いと言われています。これが様々なフルーツ風味飲料の開発を手伝って、日本ならではのバリエーション豊かなドリンク群の形成につながっています。

中国を席巻する飲料ブランド・元気森林 

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 ここ数年、中国でセンセーショナルになっている飲料ブランドがあります。その名は「元気森林」。「元気」という単語は和製漢語、つまり純粋な日本語であって、中国語には存在しません。中国語で元気を意味するのは、「好(ハオ)」です。元気という言葉が中国に輸出され、大人気ドリンクのブランド名として使われているのです。そのパッケージを見ると、文字通り元気になりそうな気がしてきます。もちろん名前だけではなく、風味や品質にも定評があります。ゼロ糖・ゼロ脂肪・ゼロカロリーのため、健康トレンドの最中にある中国のドリンク市場を牽引しています。今後どういった新商品が発売されるのか、楽しみなところです。

まとめ

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日本のジュースやドリンクは高品質で美味しいですが、その裏側には、何より日本の水がきれいであることが根本にあります。世界で日本のように水道水がそのまま飲める国はほとんどありません。ドリンクの主役たる日本の貴重な水資源をこれからも大切にしていきたいものです。Resoryでは世界各国で活躍する様々な業界のエキスパートと強力なネットワークを構築して、海外でのマーケティング・リサーチのお手伝いをさせて頂いております。もちろん、今回取り上げたテーマに関するエキスパートとの連携もございます。エキスパートと協業して、インタビューやアンケートなどを通じて、インターネットや既存メディアでは決して入手できない海外の活きた生情報をご提供させて頂くことが可能です。本ブログのテーマについて、実際にもっと奥深い内容や具体的な情報をエキスパートから収集することができます。本ブログについて知見を持っているエキスパートから一次情報を聞いてみませんか?もし、エキスパートに聞いてみないと分からないことがございましたら、是非コチラ(https://resory.jp/contact/)からお問い合わせ下さい。皆様からのご連絡をお待ち致しております。