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NEW 2021.11.10

【Facebookも改名!世界で急加速するメタバース事業】ブロックチェーン技術の発展で拡張するメタバース

今年現地時間の10月28日、Facebookが突如として、社名変更を発表しました。新たな社名は「Meta(メタ)」。これからメタバース・ビジネスに注力していく意味合いを込めて、次なるステージに進化していくことを世界に向けて宣言しました。「メタバース」とは、まだ聞き慣れない言葉だと思いますが、これから俄かに普及していくと考えられている概念です。「Meta=超越している」と「Universe=宇宙」の造語とされ、簡単に言うと、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった仮想空間のことを指しています。昨今の新型コロナを契機として、オンライン上でのビジネス活動やコミュニケーションは、急速に発達したと言えます。メタバースにおける技術の進展が、ますますこれらを後押ししていくと見られ、いよいよ仮想空間の世界が、現実のものになろうとしています。メタバースとは一体何なのか、そして今後到来するであろうメタバース時代の未来について、探っていきたいと思います。 

メタバースの特徴

冒頭でも申し上げた通り、メタバースとは、オンライン上における3DCGの仮想空間のことです。仮想空間と聞けば、従来の認識からすると、オンラインゲームに代表されるアミューズメントの世界という印象が強いと思います。しかし、最近は仮想通貨の登場でクローズアップされたブロックチェーン技術と相まって、より現実に近いビジネス活動や交流ができるようになってきています。例えば、ブロックチェーン技術を活用したメタバースには、以下のような特徴があります。

国家や地理的要因に縛られない 

メタバースは仮想空間ですから、当然のことながら、現実世界のように国境はありません。したがって、国家や地理的な要因、そしてそれらに従属する物価や政治・経済といった外的なファクターの制約を受けて、ユーザー間で格差が生じることはありません。メタバースにおいては、世界中の誰しもが同一条件のもとで、自由に交流し、コミュニケートすることが可能です。

非日常的体験が可能

メタバースはバーチャルの世界ですから、現実世界では起こり得ない非日常的な体験ができます。まさに映画や小説のエキサイティングな世界を現実に味わうことが可能です。例えば、空を飛んでみたり、高速移動が可能になったり、自分が巨人と化してみたりすることなどです。 

メタバース内での商業活動

実はメタバースの中では、リアル世界と同じように土地やアイテムの売買が行われています。つまり、仮想空間内における商業活動が始まっているのです。これを可能にしているのが、ブロックチェーン技術を用いて作られる「NFT(非代替性トークン)」と呼ばれるデジタルデータです。NFTとは、従来のデジタルデータとは異なり、コピーができない唯一性を持っており、台帳上で発行者や所有者、発行時期などの記録が明確に分かるようになっています。NFTは仮想通貨や法定通貨で取引されています。そのため、あたかも現実の不動産やモノを取引するのと同じように、メタバース内でNFTの土地やアイテムが売買されて、マネタイズすることも可能になっているのです。 

メタバースビジネスの旗頭・Facebook

さて、社名をMeta(メタ)に変更したFacebookですが、今後どのようなビジョンを描いているのでしょうか。すでに今年8月には、VR空間で会議を行える「Horizon Workrooms」というプラットフォームをリリースしました。このツールでは、アバター姿(自分の分身)で仮想空間内の会議室に入室し、他の参加者と会話したり、ホワイトボードに文字を書きながら議論したりすることができます。アバターの口や手の動きは、実際の身体に連動するようになっていて、よりリアルに近い交流を実現化するための技術が組み込まれています。この会議システムを利用するには、専用のVRヘッドセット「Oculus Quest2」が必要になりますが、今後の普及が目先の課題となりそうです。また、同社はメタバース事業開発のために、欧州で新たに1万人を雇用する計画を打ち出し、メタバース関連のクリエイター養成に1億5000万ドルを投資する意向も発表しました。単なる社名変更のみならず、メタ社のメタバース事業に賭ける本気度がうかがえます。ちなみに従来からのSNSブランドとしての「Facebook」の名称は、今後も残ります。 

身近なメタバース

メタバースは遠い世界の話しではなく、私たちの身近なところにも存在しています。例えば、昨年社会現象になった任天堂のゲーム「あつまれ どうぶつの森」や渋谷を模倣した仮想空間であるバーチャル渋谷でのハロウィーンのイベントもメタバースの一種と言えるでしょう。また、アバターがデジタルファッションを身に付けられることから、グッチやナイキなどの大手ブランドは、すでにNFTのファッションアイテムを販売しています。メタバースは現実世界の制約に縛られることがないため、今後も市場としての魅力はさらに高まり、多種多様な企業による新規参入が期待されるところです。メタバースの技術基盤となっているブロックチェーンによる仮想通貨やNFTに対する投資額も増加してきていることから、相乗効果により関連マーケットが大きく拡大していくことが予想されます。

メタバースにおけるNFT活用例

それでは最後にメタバースにおいて、NFTがどのように活用されているのか、具体例を見ていきたいと思います。今はまだピンと来ないかもしれませんが、ゆくゆくは日常生活に深く溶け込んでくるかもしれません。

The Sandbox

仮想通貨イーサリアムを基盤にしたNFTゲームです。メタバース内の土地(ランド)、アバター、アイテムなどがNFTとなっています。これらはゲーム内や外部のNFTマーケットプレイスで取引することが可能です。The Sandboxはゲーム大手のスクウェア・エニックスからも出資を受けており、今後日本での需要拡大が期待されているところです。 

Metaani(メタアニ)

アート作品となったNFTのアバターで、同じデザインが一つとして存在しないことが最大の特徴です。独自のメタバース「メタアニランド」などで、これが着用できるようになる見込みとなっています。

オタクコイン画廊

日本のオタクコイン協会がメタバース「ディセントラランド」上に立ち上げたNFTのアート展示場です。オタクコイン協会は、日本のアニメ文化を世界に広げるために、アニメ業界におけるブロックチェーン技術の応用を目指している組織です。

まとめ

最近の報道によると、中国では仮想通貨の取引が全面的に禁止されることになりました。一方で、中米のエルサルバドルは今年9月から、ビットコインを法定通貨にすることを決定しました。非常に対照的な出来事ですが、仮想通貨を巡る動きは、少しづつ蠢き出しているという印象を受けます。メタバースの拡大は仮想通貨の普及と表裏一体とも言えますから、これから一層私たちの現実世界に侵食して来るのではないでしょうか。そして、リアルとバーチャルが融合して、その境界線に戸惑いを覚える日が、何れやって来るかもしれません。Resoryでは世界各地でのマーケティング・リサーチを行っています。世界各国で活躍するエキスパートとのネットワークを駆使して、海外での現場調査やターゲット・パーソンへのインタビューを行い、オリジナルの調査レポートを提供させて頂いております。まだまだコロナ禍で海外渡航が難しい状況です。是非とも弊社をご利用頂いて、海外の様々な活きた生情報を入手頂き、皆様のビジネスにお役立て頂ければと思います。海外のマーケティング・リサーチと言えば、是非一度Resoryまでお気軽にお問い合わせ下さい。