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BLOG 2021.08.06

越境ECを成功させる中国調査とは【調査会社の選び方・今後の課題】

ビジネスを遂行していくうえで欠かせない市場はどこか、それはインバウンド消費でも約半分の金額を占める「中国マーケット」です。 いまや新型コロナの影響もあり、日本だけに限ったものではありませんがインバウンド消費以上に重視しなくてはならないのが「アウトバンド消費」でしょう。 中国における消費者はオンラインでの買い物が日本以上に当たり前になっており、また価格と価値には日本以上にシビアという国民性です。 ここでは非常に大きな市場でもある中国について、どのようなマーケティング戦略をたてていくべきかまとめていきます。 中国調査はどのように考えていくべきか、またどうやって入手しずらい中国の消費動向をつかむのかなど解説しますのでお目通しください。

越境ECで成功!中国調査を行う前に知っておくべき対中国マーケット戦略

越境ECによる中国のアウトバンド消費者に対しては日本と同じ「AISASの法則」が有効です。 とはいえ日本と違い、中国では居住エリアによって収入の差が激しく、住環境も大きく異なることを考えなくてはいけません。 3C分析やSWOT分析を使うと良いということも言われていますが、4P(製品:Product/価格:Price/流通:Place/コミュニケーション:Promotion)を明確にしなくては戦略も立ちません。 自社商品の何をどこに、どんなユーザーに向けてプロモーションしていくのかそれを明確にすることこそ中国調査の大目的とも言えます。

中国調査から有効なEC戦略を立てることは容易ではない

中国のアウトバンド消費者に確実に響く戦略を展開するために検討すべきことは多くありますが、現地で得られる情報は必須であることは言うまでもありません。 中国で買い物の中心となりつつある「EC」もどのプラットフォームが最適か、ターゲットと商品にあうものを探すことも重要です。 インバウンド消費が活発だった時に中国人消費者に認知されていた商品・ブランドも、アウトバンドに向けた戦略をおこなわないままでは忘れ去られてしまう可能性もあります。 マーケティング戦略を立てるうえでは現地の情報は欠かせませんが、日本にいると中国マーケットの情報を詳しく入手し分析することは難しいでしょう。

中国調査でアウトバンド消費戦略をすすめる根拠

https://honichi.com/news/2021/05/24/inboundconsumption/

観光庁の訪日外国人消費動向調査によれば2019年時点でのインバウンド消費の総額は4兆8,135億円、その中でも36.8%は訪日中国人によるものでした。

https://honichi.com/news/2021/05/24/inboundconsumption/

ですが2021年3月発表の2020年版の同調査結果によれば総額7,446億円、34.1%が訪日中国人によるもの。 コロナが落ち着いたら訪日したい、と考えてくれている中国人をはじめとする外国の方々は多いものの手をこまねているわけにはいきません。 割合的には変わらないものの、新型コロナウイルスによる影響がいつまで続くとも知れず、また以前のようなインバウンド消費が戻ってくる保証はありません。 ですから中国人は先述の通り「オンラインによる買い物」を日本以上に当たり前としていることからも、インバウンドで落ち込んでしまった消費を越境EC=アウトバンドで取り戻せる市場だととらえることもできます。 今の状況だからこそアウトバンドで中国国内の消費者の心をつかみ、アフターコロナでそれを強みに変えられる戦略を立てるべきなのではないでしょうか。

【越境ECその前に】中国人消費者の自社製品の認知レベルを図る方法

中国におけるアウトバンド消費を狙った越境ECを展開しようと思うなら、まずは自社製品がどの程度認知されているか知ることは欠かせません。 例えば口コミ投稿アプリ:小紅書や大手ECサイトである淘宝網(taobao)における自社商品の情報を調査することははずせないでしょう。 ですが”移り変わりの速い中国国内の動向”を把握することは容易ではありません。 上記のような中国調査を独自に行うことと並行しておすすめしたいのは、中国をはじめとする海外のマーケット情報に強い調査会社を活用するということです。

中国調査を依頼する調査会社を選ぶ際の4つのポイント

中国調査を依頼する調査会社を選ぶ際にチェックしたい4つのポイントについて解説します。

  1. 適切な調査設計に基づいたリサーチができるか
  2. 調査の費用とスケジュールが希望に沿えるか
  3. 中国市場の調査実績と調査事例が確認できるか
  4. 調査結果がわかりやすい・見やすいかどうか

きちんと根拠に基づいた実績のある調査結果を出せるかどうか、それを分かりやすくまとめる技量があるのかといったところをチェックせずに依頼するのは避けるべきです。 それこそ中国の企業に頼むのですから顔を合わせて打合せをするということも特に今は機会が少なくなります。 信頼できるかどうか、確実な成果が期待できるのか不安に感じるようでは依頼する意味がありません。

中国調査は現地エキスパートネットワークがあるResoryへ

Resoryは”BtoB専門マーケティングリサーチ会社”で、日本でも名の通った大手企業でマーケティングやブランディングで要職を務める人材によるリサーチ・アンケート結果をもってレポートを報告しています。 商材にあったエキスパートな人材によるレポートを行いまとめるため、直接中国国内の人材と連携が取れない場合でも『目的にそった現地でしかつかめない動向』を把握することができます。 レポートのアウトプットイメージも掲載していますが、見やすさに特にこだわり依頼目的にあった調査結果を作成できることも強み。 Resoryのいうエキスパートネットワークとはアジアを中心に大手グローバル企業でマネージャー~部長クラスを務める、以下のような人材によるネットワークです。

etc… 『中国企業に頼んだものの、文化の違いもあってかわかりにくい・見づらい…』ということもありますが、Resoryならその心配はありません。 直接やり取りをするのもResoryメンバーとなるので、調査計画の打ち合わせ・ヒアリングもスムーズである点もおすすめの理由です。

まとめ:越境ECでアウトバンド消費をつかむ中国調査で成功!

インバウンド消費をとらえることが商戦として有効とはいえなくなり、今後をより有利に生き抜くために中国におけるアウトバンド消費をつかむことは必須ともいえる時期を迎えました。 ビジネスを展開する立場として見逃せない中国マーケット、中国国内の消費動向をつかみ戦略を立てていくことが目下の課題と考えるべき時なのではないでしょうか。 現地にいるからこそ見えてくるもの、それこそ他の日本企業との差別化を図るために欠かせないファクター。 御社の今後をより輝けるものにするためにこそ、中国調査をどのように実施するか考えていきましょう。