Resory

お問い合わせ 資料ダウンロード

BLOG 2021.07.16

世界最大のゲーム市場「中国」を攻略する|中国ゲーム市場の情勢・中国調査のポイント

中国は人口も多くビジネスを世界に向けて展開するには目の離せない市場で、その規模は世界最大(世界の1/4)となっています。 近年日本においてもモバイルゲーム(アプリ含む)市場の成長は目覚ましいものがありますが、中国においても同じ。 日本の文化は世界に認められている今だからこそ、中国という大きな市場においても名乗りをあげ企業としてより大きく成長したいという思いがおありなら、ぜひ続けてお目通しください。 ここでは中国というゲーム業界では見逃しておけないビックマーケットについて中国国内でのプレスリリースを含めまとめてまいります。 この記事をご覧いただければ、中国ゲーム市場はどのようなものか、また中国という大きなゲーム市場を攻略するために必要な中国調査とは何かご理解いただけるはずですので最後までお目通しください。

中国市場は徹底した中国調査で攻略すべきビックマーケット

日本企業にとっても大きな市場となる中国市場は、今やゲーム業界でも目の離せない存在です。 JETRO(日本貿易振興機構)が2013年にまとめたデータによると、ゲーム市場全体での規模は1,148億元とかなり大きな市場。 その内訳もみてみましょう。

  1. オンラインゲーム・・・608.9億元
  2. モバイルゲーム・・・274.9億元
  3. ブラウザゲーム・・・202.7億元
  4. SNSゲーム・・・57.8億元
  5. コンソールゲーム・・・0.5億元

2013年までの数年間での成長も目覚ましかったことからも、2021年現在はより大きな規模に成長が予想できます。 (中国のコンサルティング調査会社iResearchによると2016年時点の中国モバイルゲーム市場規模は「160億ドルを超えた」というデータもあります。 ) ここからもいかに逃してはいけない市場かわかりますが、中国政府は海外(日本含む)ゲーム企業の事展開に制限を設けています。 このため世界最大とも言われる中国ゲーム市場への進出は簡単ではなく、日本で大手の任天堂でも苦戦していました。 この点においてもどのように中国進出するかは慎重に検討すべきで、効率的に戦略を練るためにも中国調査は欠かせません。

中国でモバイルゲームダウンロードに利用されるサイト TOP10

JETROの調査からも特にゲーム市場が活発であったオンライン系ゲームで中国市場へ進出するなら、「どこでダウンロードされているのか」も把握しておかなくてはなりません。 そこでJETROが2014年に公表したこちらのデータを確認してみましょう。

ただしこれはあくまで2014年時点のものですので、情報鮮度的に好ましくありません。 これから中国ゲーム市場への進出を考えるなら、これは当然鮮度の高い最新データを参考に検討すべき課題です。 残念ながらJETROではこのデータの最新版は更新されておりませんので、自力で調べる必要があるのですが…簡単なことではないでしょう。

ゲーム業界の中国調査もResoryにお任せください

Resoryでは中国国内の情報に強いエキスパートによる中国調査の最新の結果を見やすいレポートにまとめてご報告します。 中国マーケットの攻略に役立てていただける鮮度の高い現地からの情報で、今後のご活躍を後押しします。

中国でのオンラインゲーム経営に必要な関連許可証

中国でオンラインゲームを展開するためには様々な許可を申請する必要がありますので、以下をチェックしてください。

どのようなゲームとするのかによっても異なりますし、それぞれに申請するところも異なります。 また中国に向けて進出する場合、このような許可を受け審査を通過することも必須。 これらをそれぞれ、何が必要でどこに申請するか…0から自力で対応するのは容易ではないため調査会社を通して正確な情報を入手することでスムーズに進出することができます。

中国でのオンラインゲーム運営会社TOP7

オンラインゲームで中国進出するにあたり、どの企業とタッグを組むのか検討することは最重要課題ともいえる問題です。 JETROによる調査からこちらのデータを見てください。

2013年度 7大オンラインゲーム企業のオンラインゲーム収入

企業名 オンラインゲーム収入
騰訊31,966.00  
網易8,300.00
暢遊4,146.00
盛大3,806.00
完美2,800.00
巨人2,309.00
金山1,095.00
JETRO 2013年調査結果 より

ただしこれも最新データはJETROでは更新されておらず2013年時点でストップしています。 中国ゲーム市場への進出のためには今の状況を正しく把握し理解したうえでマーケティング戦略を立てることが必須。 ですので中国調査を行い適切な対応をとることが大切で、日本国内からは見えない現地ならではの鮮度の高い情報を調査しまとめられる中国調査企業を活用することが大切になってきます。

中国ゲーム市場進出は「規制対応」と「ローカライズ」が難関

非常に大きく魅力的な中国ゲーム市場ですが、日本を含む海外企業にとって進出には簡単に打ち破れない壁があるとお話ししました。 Mobvista(本社:中国広州、読み方:モブビスタ)とGameAnalytics(本社:英ロンドン、読み方:ゲームアナリティクス)が共同で行った中国国外のモバイルゲームディベロッパー400社に中国進出時の状況を調査したデータをまとめており、そちらを参考にするとその実態がわかります。 その結果、7割のディベロッパーが(輸入ゲームに法規制をかけている)中国への進出時に難しいと感じたのは以下の2点でした。

  1. 中国固有の法律やルールなどの規制対応
  2. 現地化(ローカライズ)を正しく行うこと

※Mobvistaのホワイトペーパー「モバイルゲーム中国進出ガイド2018」(https://www.mobvista.com/jp/ebook/launch-mobile-game/)より 他の国よりも輸入ゲームに対し厳しい規制をかける中国ですが、その規模から考えると確実に攻略したいビックマーケットではあります。 とはいえその壁は厚く、大手企業ですら進出が厳しかったということはお伝えした通り。 アメリカの調査会社Niko Partnersによれば2022年までに中国ゲーム市場は420億ドルに達するという見立てもあります。 現状を正しく把握し、また現状を知るからこそわかる攻略法を知り、このビックマーケットを攻略することこそ成功への近道といえるのではないでしょうか。

ゲーム業界での衰退の要”中国”は徹底した中国調査で攻略すべし

ゲーム市場は日本国内でも成長を遂げており、世界的にも市場規模を拡大させている今後も見込めるマーケットとなりました。 その中でも世界1/4を占めるビックマーケット”中国”は、近いようで遠い、攻略するのは容易ではない市場ですが、攻略できれば一気に躍進できることは間違いありません。 オンライン系ゲームは変わらず大きな割合を占めるものの、任天堂のswitchが中国進出を果たしたことでゲームソフトとしての進出もしやすい環境になりました。 規模は大きいですが移り変わりが速いのも中国市場の特徴でもあり、『根拠ある鮮度の高い情報』をもって攻略することが必須。 Resoryは中国国内にいる現地のマーケティングのエキスパートとの連携で、より鮮度の高い現地にいるからこそわかる情報だけを抽出し調査結果としてまとめます。 常に鮮度の高い情報をお届けする、それこそが中国調査を得意とするResoryの強み。 今後もより大きな市場として拡大が見込まれる中国市場をきっちり攻略して成功をつかみましょう。